2025-12-04
仏事でよく使う「お悔やみ」ご挨拶マナー

「お悔やみ申し上げます」は、故人の死を悲しみ、遺族に哀悼の意を伝える言葉です。
訃報の返事の礼儀であり、適切なマナーを守ることがとても大切です。
慣れていないと意図せず不適切で非常識な言葉を使ってしまうこともあるようです。
今回はご葬儀の場面で使っては行けない忌み言葉についてご紹介いたします。
この記事を書いた人:お坊さん(ご相談担当)
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絶対に使っては行けない忌み言葉とは
忌み言葉とはご遺族を傷つけてしまう、縁起の悪い言葉のことです。
悲しみに暮れる遺族への言葉、何気なく話していた言葉が意図せず傷つけてしまう結果を生むこともあります。
故人を偲ぶ場面ですから、失礼に当たらない言葉を心がけてなければなりません。
以下に忌み言葉を言い換える言葉を上手に使ってお悔やみを申し上げると良いです。
不幸を連想させる忌み言葉と重ね言葉の言い換え
忌み言葉⇨言い換え
- 再び⇨今一度
- 追って⇨後ほど
- 引き続き⇨これからも
- 死ぬ⇨ご逝去
- 急死⇨突然のこと
重ね言葉⇨言い換え
- 重ね重ね⇨加えて
- 度々⇨よく
- 次々⇨休みなく
- ますます⇨一段と
- 近々⇨近いうちに
と、このように縁起でもないような言葉を言い換えて、ご遺族の悲しみに寄り添った形へ変換していきます。
お悔やみ申し上げることとは
不幸があると必ずご挨拶するお悔やみの席。
故人に対して亡くなる前に何もしてあげられなかったことや、ご葬儀になる前にお会いできたのに会うことも叶わなかった、もしかしたらもう少し努力していたら長生きできたのでは、など、後悔の念が必ずあります。
この後悔、悔しい気持ち、悔やんでも悔やんでも悔やみ切れない気持ちが、どんな人でもあるわけです。
別れたくないのに別れなければならない、そう言う悲しい現実があります。その心持ちに寄り添って、お悔やみの席に接する心がとても大切です。
以上、お悔やみの席の忌み言葉についてお話しいたしました。
最後まで、読んでいただきましてありがとうございました。
南無妙法蓮華経
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資格:日蓮宗僧侶・霊断師
資格:最上稲荷修法師・霊断師










